3Dプリンターで家が建つのは目前!?日本での実用化はいつになる?価格や素材・各国の反応なども調査!

3Dプリンターが近年注目されていますね。

3Dフィギュアなどが以前からでていましたが、ついに3Dプリンターで家が建ってしまうようになるようです。

既に世界各国で3Dプリンターによる家は現実に建っていて、購入者も出てきているんです。

さて、ここで気になるのは日本での実用化ですね。

3Dプリンターで日本で実用化されるのはいつになるのか、家の素材はなにで作られる?その時の販売価格はどのくらいになるのか調査してみました。

3Dプリンターって何?

そもそも3Dプリンターって言ってもなんだろうと疑問に思う方もいるかと思いますので、解説していきます。

3Dプリンターとは簡単に言うと、立体的なものを作れる機械です。

主に製造業で使われ、以前は医療機関や航空宇宙、部品等の小さなものをつくっていました。

医療現場では特に役にたっている技術で、補聴器やインプラントにも使われていたり、皮膚や関節までも作ることができます。最近では、臓器自体を作る研究までもされています。

そして、近年では、大きなものも製造が可能になってきました。

そこで、建築でも活用されるようになっています。さまざまな素材を使うことができ、費用も抑えられ、建築時間も短縮できるということでこれから3Dプリンターの技術を使った建造物が増えて来ると予想されます。

現在の世界では、一軒家やビル、橋なども作られています。

3Dプリンターの歴史

3Dプリンターの技術は実は日本人が開発したものなんです。

1980年に名古屋で小玉秀男さんによって開発されました。

新聞印刷の仕組みを3次元の製造に応用させたことが始まりです。

この時に特許を取ったものの、周囲の反応は薄く、研究費も年間6万円というところで、プロジェクトも打ち切りとなり終了してしまいました。

1982年にアメリカのレイセオン社が特許を取得し、基板上に「層」を形成して形状を製作することを初めて打ち出しました。

これが現在の3Dプリンターの元となっています。

90年代に入り、それまで統一された呼称がなかった技術でしたが、Z Corporation社が、開発した製品を初めて”3D printing (3DP)”の商標で販売した事により、3Dプリンターと呼ばれるようになりました。

2000年代になると、特許期間の保護が終了して、高額だったものが数万〜数十万円で販売され始め、家庭でも3Dプリンターをもつ家が増えていきました。

3Dプリンターで建つ家が日本で実用化されるのはいつ?

現段階では、2022年2月からグランピングや、別荘として使える規模感の建物が予約開始されるとされています。建築基準法に触れない10平方メートルの規模感での販売ということですね。

日本の建築基準法では、耐震という点で基準をクリアできないんです。

耐震をクリアするには鉄筋を入れることが条件になってくるので、未だクリアできる企業はいないようですね。

確かに日本は地震が多い国ではあるので、その点をクリアできないと実現はまだ先になりますね。

という理由で、家を建つまでには数年かかりそうです。

ですが、これから家を建てようか迷っている方はこれからの流れをみてみるのもいいかも知れません。

情報が入り次第、また追記していきます。

日本での3Dプリンターの建物の規模感はどのくらい?

現時点では、建築基準法の関係で10平方メートル程の建物が限界のよう。

ですが、目標としては100平方メートルと発表されていました。

10メートル×10メートルが100平方メートルになりますが、そう言われても、どのくらいか想像つきませんよね。

100平方メートル=60畳程=30坪ということです。

30坪というと、3LDK・4LDKくらいの規模感でした。

3〜4人家族のファミリーが通常住めるくらいですね。思っていたよりも広いのかもと感じました。

他にも100平方メートルくらいの参考になりそうなものを調べてみましたが

コンビニが165平方メートル〜200平方メートルほどなので、コンビニの半分の規模。

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そう考えると狭いような?

あとは、テニスコートの半分くらいの広さも100平方メートル程のようです。

ということは、テニスコートの広さがあれば家が1軒は建って、お庭も十分なくらいの広さは確保できるということですね。

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調べてみた結果、日本での通常の1軒屋程の大きさはあるようなので、大きなお家を望まなければ規模感としてはちょうどいいのかも知れません。

3Dプリンターの家の素材や外観などのデザイン性は?

日本では木造建築が多いですが、3Dプリンターでの素材は今の所コンクリート1択になるようです。

ですが、今までの住宅と外観はあまり変わらないようなのでデザインの幅は広そうです。

そして、コンクリートということもあって、耐震や災害には強いということが言われています。

日本では災害が多いので、強度の面はとても気になるところではあるので強いに越したことはないですね。

3Dプリンターが日本で販売されるときの価格設定は?

車が買える金額での販売を目指すということで、今の目標金額は300万円ということです。

今の住宅の価格と比べると10分の1!

これは、住宅メーカーの変革が起きてきますね。

後には価格ももっと下がって数十万円ということも言われています。

2030年頃にはそれも当たり前のようになっているかもしれません。

世界での現在の最安値はアメリカで60万なんだとか。

世界では続々と3Dプリンターの建物が建っている!現在のまとめ

アメリカ

オランダ

オランダのコンクリート住宅。デザイン性のある住宅が建っています。

メキシコ

メキシコの田舎に建てられた住宅。

入り口には屋根もついています。これも3Dプリンターで作れるんですね。

ドイツ

2階建てで十分な広さがありますね。

こんなお家だったら住みたいかも。

インド

インドではこの家が建つのに21日かかったそう。

他国と比べるとまだ建築時間は長いですね。

3Dプリンターの日本での期待度はどのくらいあるのか、ネットの反応は?

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建てたいという声も多数見受けられました。

今は法律的に難しいようです。

でも、今後導入はされる方向なので法律も変わってきそう。

最後に

日本での3Dプリンター建築について調べていきました。

世界各国では既に一軒家やビルの建築が進んでいますが、日本は安全上の基準にクリアしない限り、実現は数年後になってきそうです。

小屋程度の建築は2022年内に始まりそうなので、3Dプリンターで建てられた建物ができたら1度利用してみたいですね。

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