近年着々と進化を遂げているのが空の移動です。陸から空へ移動手段が変わっていくのも、もう近くまで来ているようですね。
日本国内でも、空を飛ぶための法の改正などが進んでいたり、投資をしている企業も多数でていて日本での実現に向けても積極的に進んでいます。
この記事でわかることは、
・空飛ぶタクシーとはどんなものなのか。
・日本で空飛ぶタクシーを取り扱う企業はどこなのか。
・日本で実現するのはいつなのか。
・空飛ぶタクシーには何人が乗れるのか。
・運賃や飛行距離はどのくらいか。
・運転の免許は必要なのか。
こういったことを調査してみましたので、参考になりましたら嬉しいです。
目次

空飛ぶタクシー=空飛ぶ車(大型ドローン)で人を移動させる、ということ。
車の定義は、陸を走るものに限らず【個人が日常に移動するもの】で、空を飛ぶものも車ということでいいようです。
陸の道路は関係なく、目的地まで飛んで行くことができるので、渋滞などなく移動ができるようになります。
ドローンはどんどん進化していきますね。
開発された当初は小型のものでしたが、最近では大型のドローンも出てきていて、荷物を運ぶことが可能になってきたりと未来への可能性をどんどん広げています。
今回の空飛ぶタクシーは、ドローンに人が乗れるようになるという認識でいいと思います。
空飛ぶタクシーについては国土交通省のサイトでも解説されています。

大阪万博で飛行するドイツのvolocopterの空飛ぶタクシー。
エンゲージメントの一環として、ドイツのeVTOL(電気垂直離着陸)開発者も2025年日本国際博覧会の間に飛行することを約束しました。ボロコプターの航空機を最近予約した長期的なパートナーであり投資家である日本航空(JAL)と協力して、ボロコプターは日本での取り組みを加速し、早ければ2023年に公の試験飛行を実施する予定です。
volocopter公式より
2023年には、離島などに荷物の運送や、観光地での遊覧飛行などが可能になる予定だといいます。
そして、2025年の大阪万博にて『空飛ぶタクシー』の実現に向けて、現在開発が加速していて、大阪万博の際には、関西空港から大阪万博の会場までの移動ができるようになるということですね。
実際に日本で日常的に乗車できるようになるのは、2030年以降です。
日本よりも早く、シンガポールでは試験運転が進んでいて、早ければ2022年か2023年には実際に飛行するようになる予定だといいます。
空飛ぶタクシーの企業数社を比較していきますね。
volocopter
既に日本で導入が決まっている空飛ぶタクシーのvolocopterの飛行距離は、35キロ。
最高速度は、110km/hです。乗車可能人数は2人。
大阪万博の際は関西空港から夢洲(ゆめしま)までの飛行計画ということですが、車では距離にすると47.6キロ、時間は36分程かかるようです。

関西空港から夢洲までの直線距離は約30キロですから、現在の飛行距離はぎりぎりクリアしています。
30キロの距離ですと、飛行時間は10〜15分ほどでしょうか。
車で移動するよりもかなり時間短縮になりますね。
ただ、飛行可能距離ぎりぎりの性能なので、2025年の実現に向けてもっと進化していくでしょう。
情報が更新され次第追加していきますね。
ジョビーアビエーション
ANAホールディングスとアメリカのジョビーアビエーションが提携して、日本への導入に向けて動いています。
飛行を目指すものは、5人乗りの機体。これは、最高速度が時速約320キロメートルで、240キロメートル強の連続飛行ができるということです。
2025年の大阪万博に向けて試験段階ということですが、2022年2月18日にアメリカで飛行実験中に事故が起き、負傷者はいなかったものの、機体が大きく損傷したようです。
この事から、実現に向けての安全性がまだ不十分なことがわかり、空を安全に飛ぶまではまだ時間がかかりそうですね。
現在volocopterが空飛ぶタクシーを体験できるチケットを予約販売開始しています。
15分間の乗車体験で、開始時期などは全く発表はされていませんが限定1000枚ということです。(2022年現時点では予約販売は終了してしまいました。)
その販売価格は、300ユーロ。日本円にすると約37,000円。
まだまだ、高額ですね。
実用化される頃には日本のタクシー代くらいの価格になってほしいものです。
運転免許はいらないようです。
自動操縦ということなので、実用化されれば高齢者でも移動が簡単になりますね。
日本で数年後に実用化される予定の空飛ぶタクシーについてまとめていきました。
2025年の大阪万博に向けて、さまざまな企業が参入しています。
2030年以降は、陸ではなく空の移動ができるようになるなんて、子供の頃思い描いていた未来図のようですね。