美容師として10年以上、年間1200名以上の方と関わらせてもらっていると、いろいろな方の髪質を見るんですよね。

髪質も皆さん違います!
同じライフスタイルの人もいませんし、ひとりひとりが全く違います。
髪質が元々良い方は普段苦労したことや、髪質に悩むことはないと思いますが、癖毛の方や細毛の方、ダメージのしやすい髪、乾燥のしやすい髪質の方たちは、扱いにくい自身の髪に悩むことと思われます。
美容室へ来て、トリートメントをしたり、ストレートパーマをかけたりと、そんなことをしてもなかなか髪質が良くならない、こんなにケアしているのになんで?と思っている方もいると思います。
もちろん一瞬、美容室へ行った日、数日間は髪がいい感じなんだけどすぐに元通りなんて声もしばしば聞きます。
そんな方のために私がおすすめする効果的なヘアケアの方法を10個あげていきたいと思います。
あくまでも個人の見解ではあるので、参考として読んでいただけたら嬉しいです。
髪質を決めるのは遺伝だけではないことを知っていてほしい

皆さんは髪質は遺伝だから仕方ないと思っていませんか?
もちろん、遺伝は強いです。親や祖父母から受け継ぐものも少なからずあります。
癖毛の親からは癖毛の子供が生まれる可能性は高いですし、髪色や生え癖なんていうのは親子で似るものです。
ですが実は、遺伝だけではないんです。
食生活や生活習慣なども髪に影響を及ぼしていたりします。
癖毛の方だけではなく、髪質のせいでお手入れに困っている方は、ヘアケア方法によって悩みが軽減するかも知れません。
あなたのお手入れ方法は?間違ったケアしてない?

よくある間違ったケアが髪質を悪化させてるなんてこともあります。
これが髪に良くないの?と思いもよらなかったということもあるかも知れません。
もしかしたら、自分で髪質を悪くしてしまっていることもありますので、チェックしてみてくださいね。
まず、シャンプーは頭皮のクレンジングと髪のケアをしてくれるものになります。
シャンプーがあっていないと髪や頭皮が傷んだり、乾燥したりして、悪影響を及ぼしてしまいます。
冬と夏では湿度も変わってきますから、シャンプーは変えられるなら変えるのがおすすめです。
自分にあっているかわからない方は、1週間使い続けて髪質が変わってきたかチェックしてみてください。
シャンプーがあっていると髪がまとまりやすくなったり、癖が落ち着いたりすることもあります。
頭皮ケアは、きれいな髪を育てるのに必須となります。
毛穴の中で髪は作られるのですから、頭皮が乾燥していたり、毛穴に汚れが詰まっていたりするときれいな髪は作られません。
頭皮を綺麗にしておく、乾燥しないように保湿をすることが美髪に繋がります。
シャワーの温度が40度以上ではないですか?
適温は38度です。少しぬるい気もしますが、温度が高いと、髪や頭皮の乾燥に繋がります。
睡眠不足は、成長ホルモンの生成を抑制してしまうので、髪の毛にも栄養が行かなくなってしまいます。
生活習慣のサイクルを整えることは、髪を育てるのにも重要になってきます。
髪をしっかり乾かさないと、乾燥の原因になります。
ドライヤーで乾かすより自然乾燥のほうが髪の水分が逃げてしまいます。
髪を乾かす前のケアですね、ドライヤーの熱から守ってくれたり、保湿をしてくれたりします。
髪の水分補給や油分の補給は髪質によって選ぶと良いですよ。
外面だけをケアしているだけでは不十分です。
癖毛の方や細毛に悩まれる方は、栄養のバランスが意識できると髪質かなり変わってくると思いますよ。
髪質改善も?!おすすめするヘアケア方法10選

ここからは、私がおすすめするヘアケア方法について書いていきます。
意外と簡単なことばかりなので、できることから挑戦してみてくださいね!
いちばん大切なケア方法は最後に書きました。
一概には言えませんが、髪質が良くない場合髪の水分不足が大抵の原因です。
乾燥している髪に洗浄力の強いシャンプーを使うと、より髪が乾燥してしまいますよね。
洗浄力の優しいもの、水分補給をしてくれるシャンプーを選んでください。

マッサージで頭皮をほぐしてあげることで、血行が良くなり、毛穴の働きを活発にしてくれます。
手でマッサージする方法もありますが、個人的にはマッサージ器を使うのがおすすめです。
手でマッサージするよりも楽で、指が届きづらいところまでマッサージしてくれます。
もう一つの方法は、ブラッシングですね。マッサージ効果もあり、毛穴の汚れも落ちやすくなるのでおすすめです。
予洗いは3分がベストです。結構長いんですが、これをしてあげると毛穴や髪についたホコリなどのチリもとれますし、シャンプーがとても楽になります。
音楽1曲分聴きながら予洗い念入りにしてみてください。

ヘアオイルやクリームタイプの保湿をしている方が多いのではないかなと思います。
それも、間違いではなく必要なものです。ドライヤーの前には洗い流さないトリートメントをつけて乾かされている方、しっかりケアされています。流石です。
ですが、髪の保湿は油分と水分のバランスが重要です。
油分の補給はよくされていますが、水分はいつ補給するのでしょうか?
最近では、髪の水分を補給してくれるものも出ています。髪の水分が少ないなと思う方はぜひ試してみてくださいね。
乾燥具合なんてわからないという方は、美容室に行った際に美容師さんに聞いてみてください。
最近はドライヤーの種類も多く選べるようになってきました。
良いドライヤーって実際どうなの?本当に違う?と思われてる方もいらっしゃると思います。
結論、全然違います。ドライヤーは毎日使うものですよね、髪に負担のないドライヤー、ケアしてくれるドライヤーを選んでみてください。
アイロンを毎日する方も、同じです。アイロンをあてるのは毛先が多いです。毎日アイロンを通すところは、櫛を通した時に引っかかりやすかったり、カラーの色がすぐ抜けてしまうということに繋がります。
外的な刺激はなるべく軽減していきたいものです。

疲れを溜めないということ。体に疲れが溜まっていると、髪もぱさついてくるんです。
髪は体のバロメーターと言っても過言ではありません。ストレスは髪にも良くない影響を与えてしまいます。
1日の終りに疲れをとれる時間を確保して、自分を癒やしてあげてくださいね。
ゆっくりと白湯などを飲むだけでも効果的ですよ。
髪の栄養となるのは、タンパク質です。
プロテインを飲んでる方は髪のハリコシが出てくるというのも本当です。
てっとり早くとりたい方はプロテインを。
食事でとる方は、卵やお肉やお豆(豆乳)を意識してとってください。
野菜などもバランスよくとるのがおすすめです。

水分をコーヒーやお茶で済ませていませんか?
やはりお水をとることで、髪の潤いにも大きく影響します。
ただ注意としては、体を冷やさないようにとってくださいね。
それと、体質によっては水分が体に悪影響を及ぼす体質もあるので、様子をみて摂取してみてください。
腸内環境を良くすると、髪の毛にいい影響がたくさんあります。
薄毛や癖毛の悪化は腸内環境が悪いからかも知れません。欧米食中心の生活になっていませんか?
日本人は、やはり日本食が体にあっているので思い当たる方は、食生活見直してみてくださいね。

最後、これはケアではないんですが。(笑)
よく笑っている方は、髪の毛まで元気だとお客様を見て実感しています。
笑うことの多い方のほうが髪の状態が良いのではないかなというところです。
ですから、日頃から楽しいことを見つけよく笑う癖をつけると髪にもハリ・艶が出てきます
最後に
今回は髪のヘアケアについてまとめていきました。
髪質改善をしたい人向けにご紹介していきました。参考になったでしょうか。
癖毛などの扱いにくい髪質は、やり方次第で髪質は変わってくるんです。
生活習慣や食生活が髪に悪影響を及ぼしている可能性もあります。癖が強くなったりですね。
外からのケアも大切ですが、内面のケアにも目を向けてみてください。
髪は育てることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。